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担当講義Lecture

2013年度 前期担当科目

チュートリアルI・II21世紀プログラム

授業科目名 「チュートリアルI・II」
授業担当者 木村拓也(基幹教育院 准教授)
開講期 前期・後期
週コマ数 2
授業方法 チュートリアル方式
対象回生 1年
曜日限 集中
講義内容 21世紀プログラムでは「専門性の高いゼネラリスト」を目指しています。本講義は21CPの必修科目であり、個人の自主性を尊重している21CPの生徒を支援するために、学生4から5人につき1人の個別指導教員(チューター)がつき、進路や学校生活についての助言が与えられます。希望学生について、論文作製技法についての演習・助言も行います。
成績評価の方法 出席(50%)、受講態度(20%)、講義中の発言(30%)
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2013年度 後期担当科目

テスト学への招待九州大学全学教育総合科目

授業科目名 「テスト学への招待」
授業担当者 木村拓也(基幹教育院 准教授)
開講期 後期
週コマ数 2
授業方法 講義方式
対象回生 1、2、3、4年
曜日限 水曜5限
授業のねらい 【テストを「受験」する側から「科学」する側へ】が本講義のテーマである。
授業到達目標 テストにおける哲学的・歴史学的・法律学的・社会学的・心理学的・数学的・統計学的見方を修得する。テス トデータを用いた項目分析が実施可能となる。
講義内容 入学試験・就職試験・資格試験・昇格(昇任)試験等々、人生において幾度も直面する「テスト」でありながら、「テスト」に関する 科学的な知識に接する機会 は 殆どない。そこで、本講義では、皆さんがいままで当たり前のように受けてきた「テスト」を哲学・歴史学・法律学・社会学・心理学・数学・統計学といった大学諸学問の観点から分析し、更 に、「テスト理論」(test theory)と呼ばれる「テスト評価測定技術」についての導入的な解説を行うことを目的とする。「テスト」を単に「害悪」と捉えるのではなく、「テスト の結果が、個人の処遇や人生を大きく左右するものであるが故に、その実施にあたっては、細心の注意を払うべき類のものである」との認識に立って、よりよい 「テスト」を実施していくための「基礎教養」の修得を目指す。
授業計画
  1. オリエンテーション
  2. テスト学の基礎ーーテスト学の最前線、テストの暗黙の「ルール」
  3. テストの社会学ーー学歴社会の理論、メリトラシー論の概要
  4. テストの哲学ーー入学資格を社会哲学の立場から考える
  5. テストの心理学ーー社会心理学から見た大学入試の公平感
  6. テストの法律学ーー教育法体系における試験の位置づけ
  7. テストの歴史学ーー江戸時代の試験制度
  8. テストの数学ーー合計得点・二段階選抜・合否決定の数学的表現
  9. 統計学の基礎(1)ーー偏差値
  10. 統計学の基礎(2)ーー相関係数
  11. テストの統計学(1)ーー項目分析と統計的方法
  12. テストの統計学(2)ーー信頼性・妥当性
  13. テスト現場の実際(1)ーー人事アセスメント(採用試験・昇任人事)の考え方
  14. テスト現場の実際(2)ーーデータ分析の事例紹介(M-1グランプリの信頼性分析)
  15. まとめ
受講生の状況を見て、講義の順序が前後することもある。
成績評価の方法 中間に課す読書レポートと1回行うデータ演習レポートの評点を合計して評価する。
コメント 統計学の基礎知識があることが望ましいが、初学者にも充分に配慮する。基本的には資料を配布します。課題提出のために、課題図書を購入する必要があります。
教科書 日本テスト学会編『テストスタンダード』(金子書房、2007年)
荒井克弘・倉元直樹編『全国学力調査ーー日米比較』 (金子書房、2008年)
参考書 肥田野直『心理学研究法7 テスト1』(東京大学出版会、1972年)
池田 央『心理学研究法8 テスト2』(東京大学出版会、1973年)
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