2009年度担当講義
2009年度 前期担当科目
教養セミナー長崎大学 全学教育科目
授業科目名 | 教養セミナー(First-Year Seminar) |
クラス | 92 |
授業担当者 | 木村拓也(アドミッションセンター 准教授) |
開講期 | 前期 |
必修選択 | 必修 |
週コマ数 | 2 |
対象年次 | 1年次 |
授業方法 | 講義 |
曜日限 | 木曜5限 |
教室 | 全学403番教室 |
オフィスアワー | 随時。但し、メールにてアポイントを取ること。 |
授業のねらい | 知的活動への動機づけを高め,科学的な思考方法と学習・実験のデザイン能力,レポートや口頭でのプレゼンテーション,ディスカッ ションを通じて適切な自己表現能力を育てることを具体的なねらいとし,高校までの教師主導型学習から,大学における自主的学習へのオリエンテーション機能 を果たすことを目標とする。また,大学での学習の入り口として,学生と教員および学生相互のコミュニケーションづくりにも効果が期待される。 |
授業方法 | 学生それぞれに研究したいテーマを,目的,方法,成果の予測を含めて考えさせ,口頭で発表させる。全員との話し合いでテーマを1つ若しくは複数に絞り,グループに分けてそれぞれのテーマについて調査研究を行う。毎週,各グループでテーマの進捗状況,今後の展開方法,計画について話し合い,その検討 結果を発表する。各グループ別に,中間報告ならびに最終報告を,パワーポイントを用いたプレゼンテーション形式で行う。質疑応答の結果を踏まえて,報告レ ポート集を作成,提出する。また,各学生が分担した部分についての個人レポートも作成させ,課題探求能力・問題解決能力について評価する。 |
授業到達目標 | (1)知的活動への動機づけを高める。(2)科学的な思考方法と学習・実験のデザイン能力を育てる。(3)レポートと口頭によるプレゼンテー ションとディスカッションを通じた適切な自己表現能力を育てる。(4)学生と教員及び学生相互のコミュニケーションを図り,ものの見方,考え方の多様性を涵養する。 |
授業計画 | |
成績評価の方法 ・基準等 |
教養セミナーへの出席,取り組み方・ディスカッションへの積極的参加10点,プレゼンテーション 30点,レポート 60点(個人レポート30点,進捗状況・計画等の報告10点。文章構成力・文章表現力・オリジナリティー20点) |
本科目の位置づけ/ 学習・教育目標 |
全学教育学生便覧の2ページ参照 |
参考書 | 小林康夫・船曳建夫編1994:『知の技法』東京大学出版会. Martinich, A.P. 1996:Philosophical Writing 2nd edition, Oford, Blackwell. |
参考書 | 肥田野直『心理学研究法7 テスト1』(東京大学出版会、1972年) 池田 央『心理学研究法8 テスト2』(東京大学出版会、1973年) |
テストの科学とその歴史京都大学 共通教育科目
授業科目名 | 「テストの科学とその歴史」(Science and History of Testing) |
授業担当者 | 木村拓也(長崎大学アドミッションセンター 准教授) |
群 | A群 |
開講期 | 前期 |
週コマ数 | 1 |
授業形態 | 講義 |
対象回生 | 全回生 |
曜日限 | 前期集中 8月9日(土)、10日(日)、11日(月)、12(火) |
授業のテーマと目的 | 【テストを「受験」する側から「科学」する側へ】が本講義のテーマである。 |
講義内容 | 入学試験・就職試験・資格試験・昇格(昇任)試験等々、人生において幾度も直面する「テスト」でありながら、「テスト」に関する科学的な知識に接する機会 は 殆どない。そこで、本講義では、皆さんがいままで当たり前のように受けてきた「テスト」を歴史学・社会学・心理学といった社会諸科学の視点から分析し、更 に、「テスト理論」(test theory)と呼ばれる「テスト評価測定技術」についての導入的な解説を行うことを目的とする。「テスト」を単に「害悪」と捉えるのではなく、「テスト の結果が、個人の処遇や人生を大きく左右するものであるが故に、その実施にあたっては、細心の注意を払うべき類のものである」との認識に立って、よりよい 「テスト」を実施していくための「基礎教養」の修得を目指す。[本講義は、経済研究所教育経済学寄付研究部門が提供する科目です] |
授業計画 | |
成績評価の方法 | 期末に課す読書レポートと1回のデータ演習レポートの評点を合計して評価する。 |
コメント | 統計学の基礎知識があることが望ましいが、初学者にも充分に配慮する。 |
教科書 | 日本テスト学会編『テストスタンダード』(金子書房、2007年) |
参考書 | 肥田野直『心理学研究法7 テスト1』(東京大学出版会、1972年) 池田 央『心理学研究法8 テスト2』(東京大学出版会、1973年) 荒井克弘・倉元直樹編『(仮)全国学力調査』(金子書房、2008年) |
生涯学習概論神戸松蔭女子学院大学 司書学芸員科目
科目名 | 生涯学習概論 (司書学芸員課程) |
授業担当者 | 木村拓也(長崎大学アドミッションセンター 准教授) |
開講期 | 前期 |
週コマ数 | 0.25 |
授業形態 | 講義 |
曜日限 | 前期集中 8月27日(木)・28日(金) |
授業方法 | 講義科目 |
講義のテーマ | 生涯学習の主要な理念・動向を理解した上で、図書館司書・博物館学芸員としてふさわしい生涯学習観を修得する。 |
講義内容 | 講義の目的は、生涯学習の理念・動向を充分に踏まえた上で、受講者各自が、図書館司書・博物館学芸員を目指す者として必要とされ る「生涯学習観」を修得することにある。 まず、ユネスコで出された宣言、日本での生涯学習政策などに関する一次資料の解説を行うことで生涯学習の歴史的な経緯を確認する。その上で、現在、生涯 学習が必要とされている領域、世代ごとに異なる生涯学習への学習課題などを、統計データを示しながら検討する。また、営利活動ではない図書館・博物館(美 術館)の活動実態を 踏 まえて、生涯学習を支える行政機構のしくみを、特に、予算面の事情を中心に解説する。時間が許せば、生涯学習の実務家をゲストスピーカーに招き、文化政策 学・ 文化経済学の動向・事例を紹介することも併せて試みたい。 |
授業計画 | |
評価方法 | 課題図書の内容・授業内容を踏まえた上で「図書館司書と生涯学習」或いは、「博物館学芸員と生涯学習」というテーマでのレポート 提出を求めます。詳細は、授業中に指示します。 |
履修上の注意 | 初回講義で評価方法について詳細に説明しますので、遅れないように出席して下さい。 |
教科書に関する注意 | 教科書は指定しませんが、課題提出のために、下記の新書を課題図書として購入する必要があります。 |
教科書 | ISBN:404308372、書名:『未来をつくる図書館ーーニューヨークからの報告』 著者名:菅谷明子、和書、1版、岩波新書、2003年. ISSN:404307104、書名:『ワークショップーー新しい学びと想像の場』 著者名;中野民夫、和書、1版、岩波新書、2001年. ISSN;408701120、書名:『芸術立国論』 著者名:平田オリザ、和書、1版、集英新書、2001年. |
参考書 | ISBN:4883670643、書名:『司書・学芸員をめざす人への生涯学習概論』 著者名:高山正也・西川万文・中村正之・村田文生、和書、1版、樹村房、2002年. |