2008年度講演情報
国立教育政策研究所公開研究「戦後日本における全国規模テスト」Information
日時 | 2009年 2 月 16 日(月) 13時30分〜16時 |
場所 | 国立教育政策研究所 第一特別会議室(6階) |
プログラム | 司会 塚原修一 (国立教育政策研究所高等教育研究部長) 時程 13:30 戦後日本における全国規模の学力調査・検査の概要 報告者:安野 史子(国立教育政策研究所) 14:15 全国規模テストとしての大学入学者選抜の系譜 〜進学適性検査から共通1次実施前まで〜 講 師:木村 拓也(長崎大学アドミッションセンター) 15:00 共通第1次学力試験以降の全国規模テスト 講 師:荒井 克弘(東北大学大学院教育学研究科) 15:45 質疑応答・意見交換 16:00 閉会 |
教育に関する「力」の概念の学際的研究 ちから研第5回研究会Information
日 時 | 2009年1月31日(土)13:30〜 |
場 所 | 東京大学教育学部 1階 第一会議室 |
ポスター | 詳細PDFは、こちら |
プログラム | 議 題 1.「メリトクラシーを疑う」(広田 照幸 氏) 2.「『総合的かつ多面的な評価』の科学的根拠を問い直す」(木村 拓也 氏) 木村拓也「総合的かつ多面的な評価に基づく大学入学者選抜の淵源ーー戦後日本の大学入学者選抜で用いられた測定評価技術の社会学的考察」 |
2008年度 高等教育学会研究交流集会Information
日時 | 2008年12月20日(土) 9:30〜18:10 |
場所 | 筑波大学大学研究センター 第一会議室 |
URL | |
企画意図 | 本学会では、2003年度より、学会の大会ではなかなかとれない質疑・討議の時間を充分に確保(1報告が25分、質疑60分)し て、会員の皆様による研究興隆の場を設けて参りました。この集会は大会に比べれば小規模ですが、企画担当理事が推薦した中堅・若手会員のなかから数名の方 を招待し、じっくり研究を深めることができるような熱い議論をかわして、参加された会員を知的に刺激しつつ、会員間の親睦を深めて頂こうという趣旨で企画 しています。各報告には、それぞれのテーマに造詣の深いコメンテータをお願いしています。集会の後には希望者による懇親会を計画しています。本年度は、筑 波大学大学研究センターとの共催により、12月20日(土)に開催します。参加をご希望の皆様は、電子メールなどにて、「お名前、ご所属、連絡先のメール アドレスか電話番号かファックス番号、懇親会参加希望の有無」をそえて、企画担当理事の塚原までお申し込みください(連絡先は末尾にあります)。会場の都 合により、お申し込みが多数の場合にはお断りすることもありますので、早めにお願いします(最終締め切りは12月15日)。 |
プログラム | 9:30 開会 9:35-11:00 山田剛史(島根大学) 学習成果(ラーニングアウトカム)の構造と教育経験および就業との関連性 コメンテータ 吉田文(早稲田大学) 11:00-12:35 中島英博(名城大学) 大学経営における定量的ベンチマーキング コメンテータ 水田健輔(国立大学財務・経営センター) 12:25-13:25 昼食(各自) 13:25-14:50 末富 芳(福岡教育大学) 変貌する大学教育費「親子負担ルール」 コメンテータ 小林雅之(東京大学) 14:50-15:00 休 憩 11:00-12:35 中島英博(長崎大学) 高大接続情報を踏まえた「大学教育効果」の測定 --潜在クラス分析を用いた追跡調査モデルの探索的研究 コメンテータ 塚原修一(国立教育政策研究所) 16:25-16:35 休 憩 16:35-18:00 朴澤泰男(一橋大学) 大学進学の地域格差の構造 コメンテータ 天野郁夫 18:00-18:10 会長講評 18:30-20:30 懇親会(希望者のみ、会費5千円程度を予定) |
学習支援開発センターFORUM2008「学力」大学入試再考「高大接続論に欠けているもの」
主催 | 学習支援開発センター(C.S.L.) |
共催 | 日能研/東北大学 |
日時 | 2008年10月11日(土)14:00〜17:30(13:30受付開始) |
会場 | 中央大学駿河台記念館 6F 610番(右地図) |
定員 | 130名 |
参加費 | 1,000円(税込)/ 資料代として お申し込み方法 お申込みは締め切りました。 お問い合わせ 学習支援開発センター TEL 045-473-2347 FAX 045-475-0540 |
URL | http://www.csl-center.jp/ws/081011.html |
企画意図 | 大学入試は、日本の教育問題を考えるうえで最も社会的な注目度が高く、そして最も影響力の大きい問題でした。ところがこの20年足らずの間 にその様相が大きく変化しました。代わって、「高大接続」論が登場してきましたが、日本の教育問題をけん引していく力は大学入試には甚だ劣ります。なぜ大 学入試ではなく高大接続なのか?選抜と教育の関係は?教育水準の維持はどうなるのか、多くの問題が曖昧なままに置き去りにされている現状があります。大学 入試が「高大接続」と表現されたところで難題が解決するわけもないのです。第1回のシンポジウムでは、高大接続論のもつ、この切れ味の悪さに着目し、俎上 に乗せたいと考えました。 大学入試の観点から高大接続の現状を照射してみるというのが、今回の狙いです。 第1報告では、大学入試の理念、原理を扱います。戦後改革のなかで、教育機会の公平性、公正性はどのように論じられたのか。現在の高大接続の議論のなかにはそれらはどのように投影されているのか、検討します。 第2報告では、大学入試が教育にどのような影響と効果を与えたのか、科学的な調査と分析にもとづいて検証します。いわば、「大学入試学」の観点から日本的現象を分析する試みです。 第3報告は、高等教育の量的拡大の観点から、「高大接続」路線が導入されてきた経緯を分析します。高校および大学の量的拡大、大衆化が大学入試を変質させ、教育システム自体の構造を変えてきた状況を再検討します。 これらの複眼的な考察、分析のアプローチを重ねることによって、大学入試の姿が浮き彫りになり、それがまた高大接続の議論に奥行きを与えることができる はずです。日本の学校システムには新たな構想が求められています。多くの方の参加を得て、このシンポジウムがその議論の糸口となれば、と期待しています。 |
プログラム | 14:00 開催者挨拶 14:15 第1報告 戦後日本の大学入試―戦後大学入試の構想 報告者:木村拓也氏(長崎大学アドミッションセンター・助教) 戦後日本の大学入試がどのような構想のもとにスタートし、どのような変遷を辿ったか。進学適性検査、能研テスト、共通第1次学力試験、大学入試センター試験を通じて、その歴史的意義と日本型試験の技術的限界と有効性を論じる。 14:45 第2報告 大学入試とは何だろう?―大学入試学のすすめ 報告者:倉元直樹氏(東北大学高等教育開発推進センター・准教授) 学力試験、実技試験、面接試験、内申書の審査に必要とされる技術的な側面を整理し、学科試験、推薦入学、AO選抜の是非を論じる。また、入学試験とは何か、それぞれの入学者選抜方法に込められたメッセージを解読する。 15:15 第3報告 なぜ高大接続なのか?―高大接続論の妥当性を問う 報告者:荒井克弘氏(東北大学教育学研究科・教授) 高大接続論は現状解釈の道具であり、それ自体のなかに解決策があるわけではない。拡大した高等教育の下で、接続に固執すれば、教育システムの空洞化は進まざるを得ない。このジレンマを解くために如何なる変革が必要なのか。学力政策を軸に論じたい。 15:45 休憩 16:00 パネルディスカッション 司 会:田中義郎氏(桜美林大学総合研究機構長・教授) 質疑応答 17:30 終了予定 |