2007年度講演情報
米国流測定文化の日本的受容の問題Information
主催 | 人文社会科学振興のためのプロジェクト研究事業「日本の教育システム」 |
後援 | 日本テスト学会・International Society for Education(国際教育学会) |
日時 | 2007年10月27日(土)13:00〜17:00 |
場所 | お茶の水女子大学 共通講義棟1号館 304号室 |
交通アクセス | 東京メトロ丸ノ内線「茗荷谷」駅より徒歩7分 東京メトロ有楽町駅「護国寺」駅より徒歩8分 都営バス「大塚二丁目」停留所下車徒歩1分 |
問い合わせ先 | 京都大学経済研究所 教育経済学(漢検)寄附研究部門 木村拓也研究室 mail to: jinsya_pro_1027@excite.co.jp |
ポスター | 詳細PDFファイルは、こちら |
備考 | 入場は無料です。申し込みの必要はありません。当日、直接会場までお越し下さい。 |
企画意図 | テストが何のために行われるのかといった模範解答のひとつが、「公平な」評価を行 うためである、ということには、誰もが疑念を挟む余地のないことなのかもしれません。 しかし、場所が違えば、その風土が違えば、何を「公平」とするのかといった精神構造、 および、その背景で「公平である」ことを規定する社会構造が決定的に異なってくることはいうまでもありません。そこで、本セミナーでは、戦前から現代まで わが国が米国から輸入してきた測定文化の象徴的なトピックを取り上げ、如何に日本人が彼我の文化 との差異を乗り越え、日本人にとって受け入れやすい「公平な」形で輸入し、それを如 何に流通させていったのかという歴史を描き出すことを目的とします。具体的な事例としては、戦前の「メンタル・テスト」、戦後の「予測的妥当性」、そして 今まさに日本に受容されようとしている「テスト・スタンダード」を取り上げる予定です。 |
プログラム | 開会の挨拶
話題提供 ・戦前:江口潔(中央大学非常勤講師) 「テスト研究黎明期における『メンタルテスト』の日本的受容と流通」 ・戦後:木村拓也(京都大学経済研究所助教) 「戦後大学入学者選抜研究における『予測的妥当性』の清算 ーー共通第1次試験の導入の経緯を中心に」 ・現代:倉元直樹(東北大学高等教育開発推進センター准教授) 「『テスト スタンダード』の日本的受容とこれから」 指定討論 ・教育測定論の立場から 柳井晴夫(聖路加看護大学教授[大学院担当]・大学入試センター名誉教授) ・教育社会学の立場から 苅谷剛彦(東京大学大学院教育学研究科教授) 解説 荒井克弘 (東北大学副学長・東北大学高等教育開発推進センター長・東北大学大学院教育学研究科教授) 質疑応答 閉会の挨拶 |
国際教育学会第2回総会Information
日 時 | 2007年8月12日(日曜日) 午前10時〜午後5時30分 |
場 所 | 京都大学百周年時計台記念館 国際交流ホール 会議室 |
主 催 | 国際教育学会 |
URL | |
プログラム | 10:00-10:30 開会挨拶/総会 10:30-12:30 個人研究発表 研究会1 「発想支援ソフトは創造性を伸ばせるか」 稲垣 耕作( 京都大学) 「ピタゴラスの定理の一般化」の自然数解 神谷 徳昭 (会津大学) 「理科の新しい学習指導法の提案」 林 慶一(甲南大学) 「多国籍高等教育機関による国際競争の現状と課題」朝水宗彦( 立命館アジア太平洋大学) 研究会2 「医療系学部における英語教育」 川越 栄子(神戸市看護大学) 「ダルクローズ・リトミックを取り入れた英語授業」田村 朋子(神戸女学院大学) 「日本の早期英語教育の問題点ー日中韓の比較よりー」中林真佐男(千里金蘭大学) 12:30-14:00 昼食 14:00- 表彰・講演会(国際交流ホール) 14:00- 国際教育学会・舘 糾賞 表彰式 14:15-14:45 受賞者講演 講演 14:45-15:30 浦坂 純子(同志社大学) 「労働市場におけるミスマッチ」 15:45-16:15 西郡 大(東北大学大学院)「受験当事者の心理からみる大学入試」 16:15-16:45 木村 拓也 (京都大学) 「悉皆(しっかい)調査のしくみ」 16:45-17:15 西村 和雄 (京都大学) 「評価の歴史ーー主観から客観へ」 |